2025.05.16

コラム

福島県のインバウンド：台湾・香港に人気の観光スポットとプロモーション戦略

福島県は、自然・温泉・歴史文化が共存する東北の玄関口。
台湾・香港の旅行者にとって、多くの観光客がまだ足を運んでいない“特別な風景”に出会える旅先として、今後の伸びしろが大きい地域です。
この記事では、福島県における台湾・香港からの宿泊者数、人気観光スポット、効果的なプロモーション方法までを最新データとともに紹介します。

■ 台湾人・香港人の福島県宿泊者数（2023年）

国・地域	延べ宿泊者数	福島県内での順位
台湾	89,640人	第1位（最多）
香港	6,290人	第5位

観光庁「宿泊旅行統計調査」によると、福島県における外国人宿泊者の中では、台湾が圧倒的な最多となっています。
このことから、繁体字圏を主要ターゲットとした施策が今後も鍵となります。

■ 台湾・香港のユーザーはどれくらい福島県を訪れている？

指標	数値
「ラーチーゴー！日本」年間ユーザー数	約1,500万人（推定）
福島県訪問経験率（2021年調査）	約10.7%（n=6,296）
推定訪問者数	約676人（全体の40位）

→ “未訪問層が多い”＝今後の認知拡大と誘客余地が大きい地域といえ、戦略的な情報発信がカギとなります。

■ 人気の観光スポットランキング（Google検索分析）

順位	スポット名	特徴
1位	大内宿	江戸時代の宿場町風景
2位	湯野上温泉	茅葺き屋根の駅・温泉地
3位	花見山公園	福島の桃源郷
4位	会津東山温泉　向瀧	登録有形文化財・老舗旅館
5位	鶴ヶ城（会津若松城）	白壁と赤瓦が印象的・幕末の歴史

^{※Googleキーワードプランナー／Googleトレンドによる独自調査}

福島県の人気スポットは、「歴史・温泉・絶景」が凝縮されています。
日本らしさを感じたい台湾・香港旅行者にとって“日常を忘れさせてくれる静かな旅先”として高いポテンシャルを持っています。

■ 「ラーチーゴー！日本」編集部おすすめスポット

訪日繁体字観光メディアとして年間1,500万人以上の台湾・香港ユーザーが利用する「ラーチーゴー！日本」による、実感ベースの人気スポットは
以下の通りです。

テーマ	スポット名	訴求ポイント
ローカル文化	大内宿のねぎそば	長ネギを箸代わりに使う体験
鉄道	只見線	雄大な自然、ビュースポット
グルメ	喜多方ラーメン	国内外で有名、“朝ラー”文化
スイーツ	クリームボックス	ソウルフード、厚切りパン

■ 台湾との直行便

出発地	航空会社	運航日	福島着	福島発
台北（桃園）	タイガーエア台湾	火・金曜日	14:30	16:00

→ 福島空港と台北を結ぶ定期便の存在により、“東北の文化と自然を体験できる入口”としての魅力が一段と高まっています。

■ 人気の訪問時期（四季別）

上記は、東北の空港・港から帰国した台湾・香港の人の帰国月を『出入国管理統計』から分析したデータです。
冬季に人気が高いことが分かります。
雪化粧した鶴ヶ城や猪苗代町のしぶき氷、ハクチョウなど福島でしか見ることのできない冬の景色が広がる時期です。

■ よく読まれている記事の傾向（参考/「ラーチーゴー！日本」繁体字中国語記事）

👉【福島 おすすめスポット】
👉【福島グルメ5選】
👉【鬼滅の刃のシーンにそっくり！芦ノ牧温泉「大川荘」】

■ 台湾人・香港人にオススメのプロモーション方法は？

■ 調査概要
・調査対象：「樂吃購（ラーチーゴー）！日本」の台湾人・香港人ユーザー
・実施期間：2024年
・調査方法：インターネットリサーチ
・有効回答数：2,744件

「ラーチーゴー！日本」が2024年に実施したユーザーアンケートの結果から、台湾・香港の旅行者には以下のような予約傾向が見られます

✅ 訪日前3〜6か月が勝負！
– 航空券・宿泊・アクティビティの約半数が「1〜3ヶ月前」に予約
– 旅ナカでの情報検索はほぼしない
→「行き先・行程・予約」は旅マエで完了！

■ 「ラーチーゴー！日本」活用

施策	内容
記事広告	台湾・香港編集者が現地視点で執筆。 SEO＋SNS両方に対応。
SNS拡散	Instagram／Facebook等で現地ユーザーにアプローチ。
インフルエンサー	YouTuberを起用して現地体験を映像化し、拡散。
OTA連携	各種OTA（例：Booking.com）との連携で予約導線を設置。
越境EC	福島の桃やお土産品を台湾・香港向けに販売。
モデルコース紹介	「猪苗代＋会津若松＋大内宿」など2泊3日の周遊提案が好評。

台湾・香港の人がどのようなツールやサイトを使って旅行行程を組んでいるのか、
さらに効果的なプロモーション手法について知りたい方は、以下より資料をダウンロードください。