2025.05.26

コラム

富山県のインバウンド：台湾・香港に人気の観光スポットとプロモーション戦略

富山県は、立山連峰や黒部峡谷などの雄大な自然景観、そしてガラス工芸や美術館などの文化的魅力が融合したエリアです。
台湾・香港の旅行者にとっては、“静けさと美しさが調和する日本の原風景”を感じられる旅先として、注目を集めています。
この記事では、富山県における台湾・香港からの宿泊者数、人気観光スポット、効果的なプロモーション方法までを最新データとともに紹介します。

■ 台湾人・香港人の富山県宿泊者数（2023年）

国・地域	延べ宿泊者数	富山県内での順位
台湾	65,620人	第1位
香港	23,540人	第2位

観光庁「宿泊旅行統計調査」によると、県内の外国人宿泊者数のうち、台湾・香港の両市場が上位を占めています。
富山県のインバウンド戦略において、台湾と香港は重要なターゲット層となっています。

■ 台湾・香港のユーザーはどれくらい富山県を訪れている？

指標	数値
「ラーチーゴー！日本」年間ユーザー数	約1,500万人（推定）
富山県訪問経験率（2021年調査）	約20.5%（n=6,296）
推定訪問者数	約1290人（全体の17位）

→ 富山県は、台湾・香港旅行者の間ですでに認知が進んでおり、今後はリピーター向けの深掘り体験が有効といえます。

■ 人気の観光スポットランキング（Google検索分析）

順位	スポット名	特徴
1位	富山市ガラス美術館	世界的建築家：隈研吾氏設計の施設内
2位	黒部峡谷	トロッコ電車・四季折々の絶景
3位	高岡大仏	日本三大仏・「日本一の美男」とも呼ばれる
4位	富山県美術館	五感で楽しめるアート施設
5位	海王丸パーク	帆船「海王丸」を中心とした海辺の公園

^{※Googleキーワードプランナー／Googleトレンドによる独自調査}

自然美と文化体験が融合した富山県の人気スポットは、“静かで美しい日本”を体感できる旅先としてのポテンシャルを秘めています。

■ 「ラーチーゴー！日本」編集部おすすめスポット

訪日繁体字観光メディアとして年間1,500万人以上の台湾・香港ユーザーが利用する「ラーチーゴー！日本」による、実感ベースの人気スポットは
以下の通りです。

テーマ	スポット／名物	訴求ポイント
冬の絶景体験	立山黒部アルペンルート	4月中旬〜6月に現れる巨大な雪壁
ローカル電車体験	ドラえもんトラム（万葉線）	家族連れやアニメファンに人気
カフェ	スターバックス富山環水公園店	「世界一美しいスタバ」として有名
グルメ	富山湾鮨	透明度の高い新鮮な地魚を堪能

■ 人気の訪問時期（四季別）

上記は、北陸の空港・港から帰国した台湾・香港の人の帰国月を『出入国管理統計』から分析したデータです。
春から初夏（4〜5月）にかけて訪問者数が増加する傾向が見られます。
特に、立山黒部アルペンルートの雪の大谷、となみチューリップフェアなどが、春ならではのイベントとして人気を集めています。

■ よく読まれている記事の傾向（参考/「ラーチーゴー！日本」繁体字中国語記事）

👉【富山 おすすめスポット、グルメ】
👉【富山 おすすめ土産】

■ 台湾人・香港人にオススメのプロモーション方法は？

■ 調査概要
・調査対象：「樂吃購（ラーチーゴー）！日本」の台湾人・香港人ユーザー
・実施期間：2024年
・調査方法：インターネットリサーチ
・有効回答数：2,744件

「ラーチーゴー！日本」が2024年に実施したユーザーアンケートの結果から、台湾・香港の旅行者には以下のような予約傾向が見られます

✅ 訪日前3〜6か月が勝負！
– 航空券・宿泊・アクティビティの約半数が「1〜3ヶ月前」に予約
– 旅ナカでの情報検索はほぼしない
→「行き先・行程・予約」は旅マエで完了！

■ 「ラーチーゴー！日本」活用

施策	内容
記事広告	台湾・香港編集者が現地視点で執筆。 SEO＋SNS両方に対応。
SNS拡散	Instagram／Facebook等で現地ユーザーにアプローチ。
インフルエンサー	YouTuberを起用して現地体験を映像化し、拡散。
OTA連携	各種OTA（例：Booking.com）との連携で予約導線を設置。
越境EC	富山の海の幸やお土産品を台湾・香港向けに販売。
モデルコース紹介	「富山市＋黒部・立山＋高岡市」など2泊3日の周遊提案が好評。

台湾・香港の人がどのようなツールやサイトを使って旅行行程を組んでいるのか、
さらに効果的なプロモーション手法について知りたい方は、以下より資料をダウンロードください。