2025.05.28

インバウンド特集

和歌山県のインバウンド：台湾・香港に人気の観光スポットとプロモーション戦略

和歌山県は、世界遺産の熊野古道や歴史ある神社仏閣、温泉地や海辺の街など、四季折々の魅力が詰まった旅先です。
台湾・香港の旅行者にとっては、季節に合わせて楽しめる日本の原風景が体感できる地域として注目されています。
この記事では、和歌山県における台湾・香港からの宿泊者数、人気観光スポット、効果的なプロモーション方法を最新データとともに紹介します。

■ 台湾人・香港人の和歌山県宿泊者数（2023年）

国・地域	延べ宿泊者数	和歌山県内での順位
台湾	35,790人	第3位
香港	55,370人	第2位

観光庁「宿泊旅行統計調査」によると、香港・台湾いずれも上位にランクインしています。
和歌山県のインバウンド戦略において強化すべき重点市場といえます。

■ 台湾・香港のユーザーはどれくらい和歌山県を訪れている？

指標	数値
「ラーチーゴー！日本」年間ユーザー数	約1,500万人（推定）
和歌山県訪問経験率（2021年調査）	約19.6%（n=6,296）
推定訪問者数	約1,236人（全体の21位）

→ 訪問経験率は全国平均を上回っており、台湾・香港の旅行者の間で“自然と信仰が調和する旅先”として、一定の認知と人気を獲得しています。

■ 人気の観光スポットランキング（Google検索分析）

順位	スポット名	特徴
1位	熊野古道	世界遺産にも登録された巡礼路
2位	和歌山城	市街を一望できる・桜の名所
3位	熊野本宮大社	熊野三山の一つ・重要文化財の社殿
4位	熊野那智大社	熊野神社の総本社・“人の縁や願いを結ぶ”
5位	那智の滝	日本一の落差・国の名勝に指定

^{※Googleキーワードプランナー／Googleトレンドによる独自調査}

熊野古道を中心にした和歌山県の人気スポットは、自己探求や癒しを求める台湾・香港の旅行者にマッチします。

■ 「ラーチーゴー！日本」編集部おすすめスポット

訪日繁体字観光メディアとして年間1,500万人以上の台湾・香港ユーザーが利用する「ラーチーゴー！日本」による、実感ベースの人気スポットは
以下の通りです。

テーマ	スポット／名物	訴求ポイント
リゾート	南紀白浜	白い砂浜と温泉、南国気分が味わえる
文化体験	高野山	世界遺産に登録された真言密教の聖地
グルメ	マグロ	勝浦漁港直送の鮮度抜群の生マグロ
お酒	梅酒	クラフト梅酒の飲み比べ、梅酒づくり体験

■ 人気の訪問時期（四季別）

上記は、関西の空港・港から帰国した台湾・香港の人の帰国月を『出入国管理統計』から分析したデータです。
夏季と冬季に訪問者数がピークとなっています。
深緑の熊野古道や南紀白浜の海辺リゾート、雪景色の高野山など、季節ごとの魅力にあふれる旅が、台湾・香港の旅行者に高く評価されています。

■ よく読まれている記事の傾向（参考/「ラーチーゴー！日本」繁体字中国語記事）

👉【和歌山 おすすめスポット、グルメ】
👉【和歌山電鐵 貴志川線（Youtube）】

■ 台湾人・香港人にオススメのプロモーション方法は？

■ 調査概要
・調査対象：「樂吃購（ラーチーゴー）！日本」の台湾人・香港人ユーザー
・実施期間：2024年
・調査方法：インターネットリサーチ
・有効回答数：2,744件

「ラーチーゴー！日本」が2024年に実施したユーザーアンケートの結果から、台湾・香港の旅行者には以下のような予約傾向が見られます

✅ 訪日前3〜6か月が勝負！
– 航空券・宿泊・アクティビティの約半数が「1〜3ヶ月前」に予約
– 旅ナカでの情報検索はほぼしない
→「行き先・行程・予約」は旅マエで完了！

■ 「ラーチーゴー！日本」活用

施策	内容
記事広告	台湾・香港編集者が現地視点で執筆。 SEO＋SNS両方に対応。
SNS拡散	Instagram／Facebook等で現地ユーザーにアプローチ。
インフルエンサー	YouTuberを起用して現地体験を映像化し、拡散。
OTA連携	各種OTA（例：Booking.com）との連携で予約導線を設置。
越境EC	和歌山のフルーツを台湾・香港向けに販売。
モデルコース紹介	「白浜＋那智勝浦＋高野山」など2泊3日の周遊提案が好評。

台湾・香港の人がどのようなツールやサイトを使って旅行行程を組んでいるのか、
さらに効果的なプロモーション手法について知りたい方は、以下より資料をダウンロードください。