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イチロー3000本安打とノムさん
イチロー選手、メジャー3,000安打達成。
インタビューで
-今、感謝する人は
イチロー 思い出したのはこのきっかけをつくってくれた(元オリックスの)仰木監督ですね。神戸で2000年の秋にお酒の力をつかって僕が(メジャー行きを)口説いたんですけど、仰木さんの決断がなければ、何も始まらなかったと思うので。そのことは頭に浮かんだ。
イチローは、自分を見出してくれた仰木監督は特別な存在だと、多くのメディアで答えている。
いっぽう………
私が敬愛するノムさんは、イチロー嫌いで有名。理由はチームバッティングをしないから。実際イチローは打席数の割に四球がやたら少ないし、ヒットを打ちたいから3ボールからでもボール球をカットする。ノムさん曰くイチローがそういうスタイルになったのも、師匠である仰木監督の影響。仰木さんは「プロである以上、観客が喜んでくれるのが一番」の人。
お客さんはイチローのフォアボールではなくヒットを観に来てるんだと、黙認してしまった。ファンあってのプロ野球だから、イチローや仰木監督の考えは勿論正しいけど、野球は勝つためにやるものだから、ノムさんの言い分にも百理ある。
↑過去には、オールスターで打者松井秀喜に「投手」イチローを当てた仰木監督に対し、ノムさんは「松井が打てなかったら、この先何十年も”イチローに打ち取られた”と言われ続ける事になる」と、投手高津を代打に送り出した、なんて事も。
会社も一緒で、献身性の無いスーパースター営業は、じつはチームへの貢献度は見た目の華々しさほどには高くない。逆に、泥臭く四球を選んだり、自分が犠牲になって送りバントを決めてくれる社員の貢献度が、地味なようでとても大きい。
一方、よく会社になぞらえられる軍隊という組織に至っては、スーパースターなんか一切認めない。三国志の時代ならいざ知らず、現代の戦闘で個人ができる事なんて毛ほどもないから。むしろ徹底的な自己犠牲・連帯責任の精神と献身性を要求し、一人の脱落者も許さず全員でゴールする事を良しとする。
↑防衛大学校名物、断郊競技会。足の速いのも遅いのも一緒に走る。ひとりでも脱落したら失格。
野球・会社・軍隊、それぞれ違いがあるし、イチローは素晴らしい選手だけど、勝つためには天才の個性より強固な組織力。
スラムダンクで神奈川最強・海南の高頭監督が「ウチに天才はいない。だがウチが最強だ!」ってのが言い得て妙。