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吝嗇は悪徳なり
吝嗇(りんしょく):ケチの意。
人から「アホ」だの「ボケ」だの、「仕事遅い」だの「服ダサい」だの「足臭い」だの「短気」だの、何と言われても構いませんが「ケチ」と言われるのだけは耐え難いです。人から「あの人はケチだ」思われるほど恥ずかしく、みっともない事はありません。
ケチと倹約は違います。江戸時代の儒学者、貝原益軒曰く
身に奉ずること薄きを倹約とし、人に奉ずること薄きを吝嗇とす。
つまり、自分の(身の回りの)ためにお金を使わないことこそが『倹約』。他人のためにお金を使わないことこそが『ケチ』だと。
ケチ、すなわち他人にお金を使わない人は、世の中は持ちつ持たれつで成り立っている、自分が他人さまの力で生かされているという事を理解できていないのだと言えます。
食事にしても、いつも割り勘にするのではなく、平素お世話になっている人との会食なら、便所に立つフリをしてさりげなく会計を済ます事も有って良いと思います。
(わたくしの場合は、弊社と癒着する代々木の寿司屋にお連れして、ささやかながら心づくしのおもてなしをさせていただいております。)
前職の先輩によく言われたのが2つの戒め。
① ご馳走しても絶対に見返りを求めるな!
→何か見返りを期待して食事に誘うのは姑息であり、卑怯である。「より親交を深めたい」「感謝の意を伝えたい」と思えばこそ、お客様を酒席へ誘うべし。
② 絶対におごられっぱなしになるな!
ご馳走になりっぱなしは乞食である。もてなされたら絶対に返せ!相手が拒もうと、死んでも返せ!
お金には「生き金」と「死に金」があると言います。大盤振る舞いする必要は全くありませんが、「ここぞ!」「今ぞ!」「この人ぞ!」という時には、お金に存分に働いてもらうべきです。そこでケチでいては、ご縁も幸せも逃げてしまうと言うもの。
以上、2017年も爆烈するための自己肯定、正当化でした。
皆様!今年も、代々木の寿司屋で爆ぜましょう!!!