「樂吃購!日本ユーザーの訪日旅行に関する意識調査」結果
2017年7月3日
樂吃購!日本ユーザーを対象にWEB上で「訪日旅行に関する意識調査」を実施し、結果を発表いたしました。
当社は、樂吃購!日本のユーザーである、2回以上日本に訪れたことがある20~30代の台湾人女性を対象に、WEB上で「訪日旅行に関する意識調査」を実施し、1,528名から回答を得ました。
<調査背景>
2016年の1年間で日本を訪れた旅行客2400万人以上のうち、台湾からは過去最多となる410万人以上が日本を訪れました。
うち8割以上が「2回以上」日本を訪れており、リピーター率は他国と比べても断トツで1位です。
また、旅行者の大半が個人旅行者(FIT)のため、その行動の幅は広がりを見せています。
そこで今回は、観光客が増える夏休みシーズンに、トレンドに敏感な女性台湾人訪日客が何に興味を持ち、どこへ行くのかを探るべく、本調査を実施しました。
<「日本旅行に関する意識調査」結果サマリー>
◆今夏に行きたい都道府県は「北海道」が1位!リピーター上級者は東北・四国地方へ
・今年の夏に行きたい場所は、北海道が1位(44.5%)、東京都が2位(35.2%)、沖縄県が3位(29.8%)
・訪日回数2~5回の回答者(以下リピーター初級者)は、トップ3の北海道・東京都・沖縄県以外に4位京都府(30%)、5位大阪府(28.9%)と、ゴールデンルートに票が集まったのに対し、訪日回数6回以上の回答者(以下リピーター上級者)は、5位に青森県(19.9%)がランクイン。
・リピーター上級者はリピーター初級者と比べて、東北地方への訪問意向が+9.8ポイント(青森県)、+4.7ポイント(宮城県・秋田県)高い。四国地方の香川県と徳島県に関しても同様に、リピーター初級者と比較して+4.4ポイント、+4.2ポイントの差がある結果に。
◆今夏特に体験したいことは、1位「夏祭りへ行く(68%)」・2位「花火大会へ行く(60.4%)」
・今年の夏、日本で特に体験したいことは1位が「夏祭りへ行く(68%)」、2位が「花火大会へ行く(60.4%)」で、「夏限定のグルメを食べる(53.7%)」、「季節の花を見に行く(52.1%)」が3位と4位に続いた。日本の風物詩を好む傾向がある。
・特に食べたいもの1位は「ご当地グルメ(65.8%)」がトップ。日本の地域に対する興味が伺える。その他、約半数が「人気のパンケーキ、スイーツ」を食べたいと回答。日本で流行していることを追いかけたいという傾向がある。
◆旅行中の課題、約半数が「飲食店などの予約方法がわからない」と回答
・訪日旅行中に困ることは、全体の49.2%が「飲食店などの予約方法がわからない」と回答し、さらに38.4%が「無料Wi-Fiエリアが多くない」、38.3%が「言葉が通じない」ことを課題としている。また、「交通の乗り方・乗り換えがわからない(34.3%)」という回答もあり、目的地までの二次交通が課題となっている。
<「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」編集長に聞く 日本旅行好きな台湾人女性の思考>
「台湾人は日本人が好きなモノやコトを同じ感覚で楽しみたい」
台湾では、日本のドラマや映画がテレビで放送されており、日本文化に非常に親しみがある人が多数です。そのため、劇中で観た日常文化に強い憧れをもちます。
本アンケートで今夏に行きたい都道府県のトップ3に北海道と沖縄県がランクインしているのは、台湾人が日本人と同じ感覚を持っているからこそだと思います。
また、花火大会や夏祭りに関しては、テレビで見てきた日本の光景を自ら経験してみたいという気持ちがあるのかもしれません。
特に、リピーターの台湾人観光客は、日本で流行っているものを同じように追いかけたい気持ちが強く、お寺や神社の王道な日本の観光地巡りよりも、もっと日頃の生活に根ざしたことを「日本人と同じ感覚・目線で楽しみたい」という人が大半です。
訪日回数が増えるにつれて、より地方へ流れ、日本の深い文化を知ろうとします。
詳細な結果については以下の通りです。
(※9月14日追記:上級者と初級者のポイント差について、数値に誤りがありましたのでデータを差し替えいたしました。)
<アンケート概要>
サンプル数:計1,528名
調査主体:ジーリーメディアグループ
調査対象:今まで日本に2回以上訪れたことがある20~30代の台湾人女性
調査方法:「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」内でのインターネットリサーチ
調査期間:5月29日(月)~6月14日(水)
【今夏の訪日訪問先に関する傾向 今年の夏、人気の旅行先は、北海道(44.5%)、東京都(35.2%)、沖縄県(29.8%)がトップ3に】
全体では、夏の王道旅行先の北海道、沖縄県がトップ3内にランクイン
・ゴールデンルート以外の地方アリアでは、熊本県、青森県、奈良県、福岡県、静岡県が6位から10位にランクイン
<その中でも特に訪れたい観光地(回答者自由記述)>
・北海道:洞爺湖、札幌ドーム、阿寒湖、登別温泉
・東京都:清澄白河、スヌーピーミュージアム
・沖縄県:古宇利島 万座毛 瀬長島
・熊本県:くまモンスクエア、熊本城
・青森県:奥入瀬渓流、青森美術館、青函トンネル、青森ねぶた祭
・福岡県:福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール
・静岡県:ちびまる子ちゃんランド
リピーター上級者は、初級者より東北・四国地方への訪問意向が高い
・42%のリピーター初級者が東京都への訪問意向があるのに対し、上級者は27.6%と14.4ポイント減少
・上級者は初級者と比べて、東北地方への訪問意向が+9.8ポイント(青森県)、+4.7ポイント(宮城県・秋田県)高い。また、四国地方の香川県と徳島県に関しても、初級者と比較して+4.4ポイント、+4.2ポイントの差があり、より日本の地方エリアへと足を伸ばしたい傾向がある
今年の夏、約6割が「夏祭りへ行く」・「花火大会へ行く」を希望し、日本の風物詩を好む
【今夏の訪日旅行先に関する傾向】
特に体験したいことは「夏祭りへ行く(68%)」が1位、 「花火大会へ行く(60.4%)」が2位、「夏限定のグルメを食べる(53.7%)」、「季節の花を見に行く(52.1%)」が3位と4位に続いた。
リピーター上級者は、「季節の花を見に行く」「ドライブをする」など、よりディープな行動を好む
・リピーター初級者は、「季節の花を見に行く」が49.1%に対し、上級者は55.5%と6.4ポイントの差が開いている。さらに「ドライブをする」という回答は、初級者が12.3%に対し、上級者が16.4%隣、4.1ポイントの差が出た。一方で、初級者の特色としては、上級者よりも「遊園地に行く」と回答した割合が12ポイント高い結果となった。
今年の夏、約7割が「ご当地グルメ」、約5割が「人気のパンケーキ、スイーツ」を食べたい
・65.8%の人が、特に食べたいもの1位に「ご当地グルメ」と回答。第2位は、「人気のパンケーキ、スイーツ(49.8%)」がランクイン ・日本全国、その土地でしか味わえない食に興味がある傾向に
・日本で今流行しているグルメを日本人と同じように味わいたいという傾向がある
【日本旅行中の課題】
約半数の49.2%が「飲食店などの予約方法がわからない」という結果に
・訪日旅行中に困ること第1位が、「飲食店などの予約方法がわからない(49.2%)」、第2位が「無料Wi-Fiエリアが多くない(38.4%)」、第3位が「言葉が通じない(38.3%)」という結果になった
・「交通の乗り方・乗り換えがわからない」という回答も34.3%あり、目的地までの二次交通が課題となっている