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アジアのエリートに欠ける?スポーツで磨かれる素養
先日中国・韓国・台湾・香港の若手経営者と話す機会があって、日本の「部活」の話になりました。皆様曰く、日本はなんであんなに「部活」が盛んなんだ?名門校・進学校でも大学入試直前まで勉強をそっちのけで部活をやるなんてクレイジー、との由。聞けば彼らはみんな、幼少期からかなりハードに勉強しなければならない環境で、スポーツに熱中するなんて到底やってられなかったと言います。
確かに東アジアの国々では、勉強できる子は幼少期からゴリゴリ勉強、スポーツできる子は国のスポーツアカデミーで英才教育、という風に、勉強とスポーツを完全にセパレートする傾向が強いです。一方日本は進学校でも放課後は部活、ともすればエリート教育ほど文武両道を重視します。
Why Japanese people~~~ !?
と言われました。
私は学者じゃないのですが、我が国の歴史を鑑みるに、もともと有事(いざという時)の武力行使者であるはずの武士が、600年以上も政治を司って来た事と無縁ではないと思います。
中国や韓国では「科挙」に代表されるような、四書五経を丸暗記するような異常なまでの難関試験を突破した文官による文治政治が主で、かの国における武官の地位は、日本より圧倒的に低いものでした。
いっぽうの日本では、為政者である武士は平時には文官として政を行い、いざ有事に際しては身を挺して戦うことを求められていました。”近江聖人”と言われた中江藤樹は「武なき文、文なき武は共に真実の文ではなく、武でもない」と言ったそうです。この点は、歴史的に武官より文官の地位が高かった中国や韓国とは大きく違います。
ぼくは学生時代にスポーツをそんなにガチでやらなかった(むしろ超絶大嫌いだった)クチですが、スポーツを通じて培われるリーダーシップとフォロワーシップ、フェアプレイ、献身性、戦略、闘争心は、大人になってとても役に立つものですし、学校の勉強ではなかなか得られないものだと思います。
実際、欧米でも名門校でラグビーやサッカー、アメフトが盛んだったり、文武両道を良しとする傾向が日本以上に強い(行った事ないから知らんけど)。そこ行くと文武の「文」一辺倒のアジアのエリート教育は、どこか抜け落ちてるのかも。知らんけど。
いまも日々採用面接をしてますが「高校、大学までスポーツやってました!」とか言われるとオッ、いいね!とか思ってしまいます。自分が出来なかった分、スポーツ頑張った人には憧憬の念すら覚えてしまいます。
就活で体育会系が引く手数多な理由が良く分かります。