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令和元年!それがしのお仕事論
12年前の、入社同期向け冊子を発掘しました。なつかC!
当時はホリエモンのフジテレビ買収騒動をキッカケに「放送と通信の融合」なんてのが話題で、私は「テレビ局は『インターネット』と『海外市場』でめちゃくちゃ儲かる!」とか何とか、青臭い志を抱いて入社しました。テレビ局入る人は99%制作とか報道とかスポーツとか、いわゆる現場志望なので、私みたいにメディアビジネスに興味持ってテレビ局志望する人は、当時は珍しかったと思います。
しかし私が配属されたセクションは営業の内勤。毎月の残業が100時間を余裕で超える凄まじい残業時間で、終電で帰れたらラッキー、夜中2時3時当たり前。ひどいと朝まで残業して帰宅して、シャワーだけ浴びてまた出勤、みたいな事もありました。まぁ、あの時は文字通り死ぬほど働いたと思います(笑)
(ただ、正直に言いますと、終電間に合っても家帰れば良いのに深夜の六本木に突撃し、クラブ行ったり合コンに明け暮れていたのも、これまた事実です……)
死ぬほど働くのがイヤだった訳では全くありません。落合陽一氏がよく「ワークライフバランスからワークアズライフへ」とよくおっしゃってますが、私も、熱中できる仕事なら死ぬほどだって働きたい、働いて達成して成長する事に喜びを感じる人間です(←決してブラック推奨ではありません。社員の皆んなには一切そのようなことは強要しておりませんw)。
3年働いて、つまんない仕事ばっかりだったので、辞めました。給料はよかったけど、自分の人生をつまらない仕事に捧げて終わるのはイヤだったので、躊躇はありませんでした。
↑決して会社が嫌だったわけではありません。めちゃくちゃ最高の先輩と同期に恵まれました(写真は同期。それがしは左端のヤムチャ)
3年間めちゃくちゃお世話になったし、社会人としての「体幹」を鍛えていただきました。だからこれからも前職の会社には、いつか必ず貢献したい、恩返ししたいと強く思っています。ただ、今思い返すと、なかなかもどかしい日々でもありました。
最近、若手リーマンの方からキャリアの相談を受ける事があるのですが、だいたいが「やりたい仕事ができないから、辞めたい。でもリスクを取れるか不安」みたいな話です。でも、もはやトヨタの社長や経団連の会長が「もう終身雇用守れない」って言ってんですから、辞めない方がリスク、とも言えます。寿命が延びて人生100年時代なのに、折り返し地点の50歳で会社から放り出され、大手企業の名刺がなくなった時、自分の力でメシを食える人がどれだけいるんでしょうか。
いまの50代以上のサラリーマンはおそらく定年まで逃げ切れて年金もそこそこ貰えるでしょうが、いま20代30代の人は、まず逃げきれませんし年金ももらえません。 自分が50代になった時にいきなりクビ、なんてことが間違いなくザラに起こります。つまり、自分の20代30代という一番成長できる時期を会社に捧げ、さして働かなくても給料バリ高い50代以上の人たちの分も稼ぎ出し、必死に頑張った挙句に解雇、ってことがある「かも」知れないわけです。いまの日本の国家としての基礎的枠組みは、明治時代にできたものです。そしてそれらは、人口が増え、経済が拡大することを前提としてできた枠組みです。実際、日本は明治維新からの150年間で、人口が4倍に増え、今は世界屈指の経済大国にまで成長しました。
↑2018年は維新150年。近代国家としての日本は、ここからスタートしました。
しかしながら、例えば国の社会保障制度は、生まれる子どもの数が激減するのに年寄りは全然死なない、なんて事を想定してないですし、企業の終身雇用だって、これほど国を跨いだM&Aが活発化し、そんな中で日本の相対的地位が下がっていくことを、想定していないのです。私は、人口が減って経済が縮小する事自体をネガティブな事だとは全く思いませんが、国家としての成長のスクリューが逆回転を始めたいま、日本の国家としての形は劇的に変化すると確信しています。
令和元年、もはや「我慢」とか「忍耐」は全く美徳ではありません。或いは「石の上にも3年」とか言ってくる先輩は、思考停止していると思った方が良い(笑) 「良い大学出て良い会社で終身雇用」の良き時代に生きたかったものですが、それはもうファンタジーです。「バブルへGO!」観て懐かしむしかないです。
大企業勤めで疲弊してる若手サラリーマンのみなさまには、ぜひ積極的にワクワクできる会社、成長できるフィールドを探して欲しい。
(なお、当社もExcitingなフィールドを提供できます!)
或いは、これはという会社が見つからないなら、いま世の中こんだけカネ余りなんだし、どこかの投資家からおカネ引っ張ってきて、自分で好きな事やれば良いと思います。