当社東京本社は先々週から原則いわゆるフルリモート、用事ない人は会社に来ず家で仕事してください、もし出社する必要があるときも、ラッシュ時は避けてくださいという方針になっております(台湾法人は通常運転)。

 

社員に聞く限り、リモートでも今のところおおむね問題ないみたいで、今後コロナが落ち着いたのちも、上手く出社とリモートのバランスを取っていこうと思います。

 

このバランスがなかなか難しそうで、いまは社員同士の意思疎通があらかじめ密に出来ているのでリモートでも問題ないですが、例えば来月新入社員が入社した際、誰も会社におらずリモートでレクチャーというのでは、なかなか人間関係も親密になれませんし、チームワークが構築しづらい局面もあると思います。しかしながら、毎日必ずあさのラッシュに揉まれて会社に来る必要は、ありません。ですのでその辺は上手くバランスみてやっていこうと思います。まだまだ社員数30人足らずの小さい会社ですから、そのあたり機動的にできるはずです。

 

 

 

当社は小規模なのでサッサッと迅速に対応できますが、きのう社内に感染者が1人出た際、速やかに5,000人以上の社員に対し在宅勤務の指示を出した電通は、すごいと思いました。巨大企業にもかかわらず非常に迅速な対応ができたのは、トップダウンの指揮系統がしっかりしていたから、そして事前にしっかりガイドラインを決めていたからこそだと思います。ネットでは「ブラック企業が」「汐留の不夜城が」という声も少なくなかったですが、全然分かってないなと、この辺の対応はさすがだなと思いました。

 

さて、しかしこれだけ人混みを避けるべきと言われながら、やはり東京の朝の通勤ラッシュは相変わらずです。

 

きのうはホリエモンがYouTubeで「騒ぎすぎ、満員電車に乗らなきゃ良い。しっかり睡眠とれば良い」と言って、いい〜感じに炎上していました。

 

 

「騒ぎすぎ」というのは確かに私もこの非常時に不適当で、より適切に注意警戒しなければならないと思います(たとえば我々が拠点を構える台湾では、日本の何倍も大騒ぎしています) ただ、SNS等の「みんな満員電車に乗りたくて乗ってるんじゃない」「分かりきった事を上から目線で言うな」「皆んなが皆んなお前みたいに金持ちじゃない」という反応には、賛同しかねます。

 

文句も言わず奴隷みたいにあの鮨詰めの電車に毎日吸い込まれて行ってるのは自分自身の意志だし、クタクタになるまで残業するのも、誰かに銃口を突きつけられたわけでもないはずです。そうやって文句も言わず黙って社畜やってるから、いつまでもブラック企業が後を絶たない、ブラック企業を生きながらえさせてるのは、他ならぬ思考停止した社畜の方々、とか言ったら怒られるんでしょうかね。

 

イヤなら文句を言えば良い、文句を言ってダメなら辞めれば良い。「生活があるから辞められない」と諦観する前に、本当に自分にはどうしようもないのか、他の方策は本当にないのか、考えもせずネットでただ不満をぶちまけるのは、何だかカッコ悪いなと思いました。

 

 

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↑講演会等がキャンセル続きでヒマになり、YouTube撮りまくって一息入れる筆者

 

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プロフィール

代表取締役
吉田皓一
奈良県出身。防衛大学校を経て慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にてテレビ CM の企画・セールスを担当したのち退職。
2012 年㈱ジーリーメディアグループ創業。台湾人香港人に特化した日本観光情報サイト「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する。HSK漢語水平考試6級(最高級)及び中国語検定準1級所持。台湾にてテレビ番組やCM出演、雑誌コラムの執筆、台湾でチャンネル登録18万人のYouTube「吉田社長JapanTV」運営なども行う。日本酒輸出、台灣交通部(国交省)Taiwan Pass Project顧問。
2018年より北海道FM northwave「メイリー!台湾」メインパーソナリティとして台湾の魅力を発信中。