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ランチで効率下げてませんか?
以前、あなたの身体は、あなたの食べたものでできているという記事を書きましたが、その中で「ランチも丼や麺類をガガーッとたべるより、野菜や肉・魚などタンパク質を炭水化物の前に多く摂るようにしています。」と述べました。その理由は、ご飯・パン・麺など糖質を多く含む食べ物は、空腹でいきなりドカッと食べると血糖値が上がり、それを下げようと、すい臓からインスリンが分泌されるからです。空腹時に炭水化物を一気に食べると、血糖値も一気に上がり、その後一気にさがる、所謂「血糖値スパイク」が起こりがちだと言う観点から、ランチはゆっくり、糖質少なめと書きました。
私、今になってこの部分につきまして、非常に後悔しております。
ここに恥を忍んで訂正します。正しくは「ランチは食べない方が良い」でした。謹んでお詫び申し上げます。
たとえ炭水化物を制限したとて、胃に何か食べ物が入ると消化が始まり、やっぱり頭の回転が落ちる、午前中に冴え渡っていた脳が、一気に働きを鈍化させます。最近朝食と昼食をとらなくなり、ヒトは、空腹時に思考が最もシャープになると、再確認しました。仕事をするにも勉強するにも、空腹の時が最大効率を実現できます。「腹が減っては戦はできぬ」というのは、昔の戦場で糧秣が途絶えると兵の士気が下がって戦闘に負けるという意味のことわざであって、いっぱい食べたら良い仕事ができるという意味では、決してありません(むしろ逆です)。
そもそも「昼どきには休憩して、食事を摂るものだ」という固定観念が、もう現代の働き方にマッチしてない気がします。肉体労働なら、身体の休養と栄養補給という目的から昼休憩と昼食が必要でしょうが、頭脳労働で付加価値の高い仕事をしたい人は「昼休憩」という概念そのものを、いま一度見直すべきです。
戦前に、過酷な肉体労働を強いられた工場労働者を保護する目的で作られた「工場法」の流れを汲む日本の労基法には「労働時間が8時間超の場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない」とあり、これによって現代のオフィスワーカーが昼に1時間の休憩を取っているわけですが、多くの人がその1時間でやっている事は、炭水化物の大量摂取であり、食後は午後の始業までスマホをいじっているだけ、だったりします。
↑毎日ひる12時になると、どこからともなく発生し、13時には引いていくサラメシの波。男は入館証を首から下げ、女はバカでかい財布をかかえている。令和の時代、毎日決まった時間・全員同時にランチを摂る必要はある?(画像出典: Sankei Biz)
工場労働やオフィスで単純労働に従事する人、つまり自分の時間を売ってその対価として賃金をもらっている人は、この働き方で良いと思います。しかしながら、いまの時代多くのビジネスパーソンに求められるのは、時間当たりいくらの労働ではなく、あなたはどれだけの付加価値を産み出したか?という1点です。この場合、頭脳労働の生産性を下げる昼食や、スマホをいじっているだけの休憩は、あまり有意義な時間だとは言えません。付加価値を産み出す頭脳労働者なら、疲れたら業務中でもいつでも適宜休んだり瞑想したり、或いはジム行くなりヨガやストレッチするなり、リフレッシュすれば良い。そして空腹で高い生産効率を維持したまま仕事をし、夕方にはやるべき仕事を一通り終えてしまうのが、理想的なワークスタイルではないでしょうか。
そもそも多くの現代人は摂取カロリー過多なので、朝は軽めに摂るか抜く、昼は必ず抜いて、夜は普通に食べるくらいがちょうど良いですし、夜ふつうに食べられるなら、ダイエットにつきもののストレスも溜まりにくいです。
↑ある夜のだり半。あさひるほとんど食べてないので、ガッツリ食べても罪悪感ありません!
ただし!もちろん会社経営者としては法令遵守の観点から、しっかり昼休憩は設定してますし、自分の考えを社内に押し付ける様な事は全くしてません。「ランチ抜き」は私が好きでやっているスタイルであり、上記もあくまで私の個人的見解だという事を、書き添えさせていただきます。
ぶっちゃけ、自分も昼間どうしても空腹でたまらない時はスープとか軽食を摂りますし、昼下がりになると毎日「腹減った」を連呼しています(笑) そして何より、取引先や社員とランチに行く事は大事なコミュニケーションだと考えています。また、仕事がらよく飛び回りますので、出張先で食べるご当地グルメをランチでいただくのは、豊かな人生を送る上での無上の楽しみだったりします。
↑福井出張時のランチ。こんなん、何があろうと食べない方が人生損してます。何より地域の魅力を知るのも大事な仕事の一環です(観光メディアの仕事ってイイな〜♨︎)
なので結論、何が何でもランチはダメという話ではなく、何度も言いますが毎日昼12時になったら当たり前の様に食事するという常識を疑ってみませんか?という話でした。「今日は気合い入れてやるぞ!」という日には、思い切ってランチ抜いてみると、脳が研ぎ澄まされた状態のまま、1日を走り抜けられるかもしれません。