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まこなり社長がYouTube休止!社長がYouTubeやるメリットは?
私のYouTube師匠・まこなり社長がYouTube配信を休止した。まず、沢山の学びをいただいたまこなり社長に、お疲れ様でしたと申し上げたい。
私がまこなり社長を「師匠」と呼ぶのには理由がある。私はとある、日本の若手起業家15名程度のコミュニティに所属しており、みな未上場かつ売上規模も同じくらいのメンツなので、定期的に集まって勉強会をしたり、たまに懇親会を開催したりしている。自分で言うのもアレだが、結構おもしろい面々が集まっていて、いつも多くの気づきや学びをいただいている。
そのメンバーにまこなり社長こと真子さんもいらっしゃって、1年半ほど前、真子さんがスピーカーの回に、渋谷にある株式会社divで、経営者がYouTuberやる事の意義や注意点なんかを、教示いただいた。そこから私も一念発起してYouTubeを始めたので、「師匠」と呼んでいるわけ。
で、その真子さんがこのたび、本業に専念するためにYouTube活動を一時休止するということで、私としても何だか、考えさせられる所がある。
結論、社長がYouTuberするのは、基本、やめた方が良い。自分も1年半やった実感として、YouTubeはとにかく定期的に更新することが何より重要。密度の濃い超ハイクオリティ動画を月に1本投稿するより、そこそこの動画を週2〜3投稿するほうが、チャンネル登録者数は伸びる。しかし当然ながら、YouTube制作にかかる手間は、TwitterやInstagramの比ではない。企画から撮影、編集にいたるまで、膨大な労力を必要とする。それでいて、リターンはたかが知れている。一部のTOPオブTOP YouTuberはさておき、チャンネル登録が数十万人程度(←これでも相当すごい)だとしても、YouTubeから得られる広告収入は、たかだか数百万円程度だ。個人のYouTuberなら月収数百万円で全然ペイするだろうが、経営者であるなら、事業に労力を割いた方がリターンは圧倒的に多い。限られた時間をYouTubeに充てるのは、合理的でない。
もちろん、まこなり社長もそんな事は百も承知で、真子さん的にはYouTubeを集客装置として、本業であるTech campに送客するマーケティングファネルを描いていたと思う。しかし結果的に、チャンネル登録した人が想定したほどTech campに流入しなかった。まぁ、その辺は揣摩憶測の域を出ないけど、たぶんそうだったのだろう。百万人近くのチャンネル登録者は「まこなり社長の無料動画は面白いから観るけど、高価格なプログラミングスクールは受講しない」という人たちが、想像より多かったという事だと思う。
さて翻って私。じゃあ自分はYouTube止めるのかと言うと、いまのところ止めるつもりはない。理由はいくつかあるが、まず大きいのは、自分の場合、「視聴者=消費者」だから。我々の元来の顧客は「日本に関心ある台湾人全員」なので、例えばプログラミングスクールに比べても、間口がだいぶ広い。日本情報コンテンツに集まる視聴者を獲得できれば、ラーチーゴー!日本への誘導もできるし、日本の観光地や施設のタイアップオファーも増えるし、当社で日本物産品の直販もできる。
D2C(Direct to Customer)から一歩踏み込んだP2C(Person to Customer)が注目を集める昨今。What=何を買うか、Where=どこで買うかと同様に、Who=誰から買うか、という視点も重要になってきた。ジーリーから買う、そして吉田というPersonから買うというブランディングを展開する上で、接触時間が圧倒的に長いYouTubeの訴求力は、フィードを流し見するだけのInstagramを遥かに凌駕する。
それに、真子さんは15億円以上の資金調達をして急成長を通じて最速の上場を目指しておられるけど、当社は外部資本を入れない低成長志向。YouTubeの収益だってとても貴重な収入源だし、動画を通じた台湾人視聴者とのコミュニケーションが、5年後10年後どのような形で花開くか、中長期的に色んな可能性にトライしてみたい。
最後に、師匠の真子さんには改めて深謝申し上げたい。自ら試行錯誤して蓄積した動画マーケノウハウを惜しげもなくシェアしてくれ、私のアホな質問にも気さくに答えてくれた、超良い人(俺だったら絶対出し惜しむw)。
コロナもそろそろトンネル抜けそうですし、divさんの更なる飛躍を楽しみにしてます!!!!