台湾人に対する「福島など5県産品や農林水産品に関する意識調査」リリースを発表しました
2022年10月12日
弊社は「ラーチーゴー!日本」のユーザーである台湾人を対象に、WEB上で「福島など5県産品や農林水産品に関する意識調査」を実施し、4,580名から回答を得ました。
調査結果についてのリリースは下記の通りです。
福島など5県産食品輸入解禁「食べる」が8割超の台湾。人気品目は「お菓子」「日本酒」「日本茶」「乳製品」「果物」
〜4,580人の台湾人を対象に「日本から輸出する食品及び農林水産品」の需要を調査〜
台湾人向けの訪日観光情報サイト及び越境ECサイトとしてNo.1のユニークユーザー数を有する「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を運営する株式会社ジーリーメディアグループ(本社:東京都渋谷区 支社:台湾台北市、代表取締役:吉田皓一)は、本サイトのユーザーである台湾人を対象に、WEB上で「福島など5県産品や農林水産品に関する意識調査」を実施し、4,580名から回答を得ました。
調査背景
台湾は、2011年3月の東京電力福島第1原子力発電所の事故以来禁止してきた福島県や栃木県、群馬県、茨城県、千葉県などで生産・加工された食品の輸入を、2022年2月に解禁しました。また、円安の後押しもあり台湾では日本製品の輸入額が2021年に過去最高の561.5億米ドルとなり(2019年比127%)、輸出市場が拡大しています。今後さらに台湾に向けて輸出拡大が期待される品目を探るため、消費者の意識調査を行いました。
調査サマリー
「福島県など5県産食品を買って食べるか?」との質問に対し、「全く気にしていない」38.6%、「少し気になるが買って食べる」が43%と81.7%が消費するのに対し、18.3%が「気になるので買わない」と回答しました。
また5県のうち「どの県産品に特に興味があるか(複数回答)」の問いには、全体では千葉県の46.7%が最多で、その理由は、成田空港や東京ディズニーランド等の観光関連施設があり千葉県への来訪経験者が多いためと推察します。他県でも各県への来訪経験者に限定して集計するといずれも興味が上昇し、来訪経験(訪日旅行)が海外での日本産品購入のきっかけとなっていることが窺えます。
*各県来訪経験者の産品への興味上昇率:
栃木県+24.4ポイント、福島県+20.9ポイント、群馬県+20.2ポイント、茨城県+10.6ポイント、千葉県+4.1ポイント)
調査概要
■調査対象:台湾人
■調査方法:「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」内でのインターネット調査
■有効回答:4,580名
■調査期間:2022年8月15日(月)~8月31日(水)
■調査主体:ジーリーメディアグループ
■回答者属性:
品目調査
農林水産省が推進する「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」の輸出重点品目を参考に、人気品目の調査を実施しました。
訪⽇客にも⼈気な「お菓⼦」「乳製品」「果物」が上位にランクインするのは予想通りの結果となりました。一方、現地での販売価格が⾼い「⽇本酒」や、元来台湾に伝統的な⽂化がある「お茶」も上位にランクインしたのは予想外な結果となっています。 年収別に⾒ると、⾼所得になるにつれ「⽇本酒」や「和⽜」や「果物」への興味が高まる⼀⽅、「お菓子」「乳製品」は高所得になるにつれて興味が少なくなるという傾向がみられました。
年代別に見ると、年齢が上がるにつれ「果物」への興味が高く、年齢が下がるにつれ「お菓子」「乳製品」への興味が高い傾向がありました。 「貝類」「ソース・調味料」「味噌」「お茶」に関しては、年収別・年代別で顕著な差は見られず、⽣活に⾝近な産品は今後ますます幅広い層の消費拡⼤に期待できる結果となりました。
<参考資料>
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」とは
「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」(www.letsgojp.com)は、台湾人・香港人(繁体中国語圏)向けに、日本での遊び方、食、買い物、ホテルに関する内容を中心に様々な日本の情報を発信し、併設する越境ECサイトでは日本の物産品を販売しています。2019年は月間250万ユニークユーザー、日本旅行解禁前の現在でも月間120万ユニークユーザーを擁するサイトに加え、100万人以上のFacebookファン、13万人以上のYouTubeチャンネル、7万人以上のInstagramユーザーを獲得しており、両地域において非常に高い知名度と人気を持つインバウンドメディアです。2011年のサービス開始以来、北海道、東北、関東、関西、北陸、山陽山陰、四国、九州、沖縄など12のエリア版を開設。各地域で訪日台湾人・香港人観光客を呼び込みたい企業や自治体、公共交通機関、団体などと連携し、地元の魅力を紹介しています。
—————————————- <会社概要> ———————————
【社名】 株式会社ジーリーメディアグループ
【住所】 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-11 第一シルバービル5F
【代表取締役】 吉田皓一(よしだ こういち)
【設立】 2013年10月 【資本金】 1000万円
【事業内容】 台湾・香港人向けの訪日観光客向けウェブメディア「樂吃購!日本」(www.letsgojp.com)の運営、越境ECサイト「MiCHi SHOP」の運営、台湾メディア・ブロガー誘致など
【実績】 日本政府観光局、北海道運輸局、東北観光推進機構、九州観光推進機構、沖縄コンベンションビューロー、青森県、岩手県、宮城県、長野県、神奈川県、埼玉県、千葉県、熊本県、宮崎県、大阪府阪南市、奈良県奈良市、佐賀県有田町、JR東日本、小田急電鉄、成田空港、ホテル・アミューズメント施設など多数
※2015年 日本経済新聞優秀サービス最優秀賞受賞
<代表プロフィール> 吉田皓一(よしだこういち)
1982年生。奈良県出身。防衛大学校を経て慶應義塾大学経済学部卒業後、朝日放送入社。総合ビジネス局にて3年に渡ってテレビCMの企画・セールスを担当したのち退職。2013年ジーリーメディアグループ創業。大学在学中に独学で中国語を習得(漢語水平考試最高級所持)し、中国語に堪能なことから、台湾にてテレビ番組やCM出演、雑誌コラムの執筆なども行う。日本国内においても、台湾香港のインバウンド関連のセミナーに多数登壇。現在は東京と台北を往復しながら、日本の魅力の発信中。