2025.05.09

コラム

茨城県のインバウンド：台湾・香港に人気の観光スポットとプロモーション戦略

茨城県は東京近郊に位置しながら、豊かな自然や絶景スポットが多く残り、台湾・香港旅行者に対する訴求のポテンシャルが高いエリアです。
この記事では、茨城県における台湾・香港からの宿泊者数、人気観光スポット、効果的なプロモーション方法までを最新データとともに紹介します。

■ 台湾人・香港人の茨城県宿泊者数（2023年）

国・地域	延べ宿泊者数	茨城県内での順位
台湾	42,070人	第1位（最多）
香港	9,580人	第5位

観光庁「宿泊旅行統計調査」によると、茨城県を訪れる外国人観光客の中で、台湾は最多となっています。
このことから、繁体字圏からの集客に注力する意義は大きいといえます。

■ 台湾・香港のユーザーはどれくらい茨城県を訪れている？

指標	数値
「ラーチーゴー！日本」年間ユーザー数	1,500万人（推定）
茨城県訪問経験率（2021年調査）	10.7%（n=6,296）
推定訪問者数	約674人（全体の41位）

→ 「知る人ぞ知る絶景」「花の名所」「自然体験」など、“意外性”を武器にできる注目地域です。

■ 人気の観光スポットランキング（Google検索分析）

順位	スポット名	特徴
1位	国営ひたち海浜公園	四季折々の花畑が人気
2位	大洗磯前神社	海に面した鳥居・日の出スポット
3位	偕楽園	日本三名園の一つ・梅の名所
4位	袋田の滝	四季で表情を変える名瀑・冬の氷瀑は絶景
5位	鹿島神宮	武道の神を祀る由緒ある神社

^{※Googleキーワードプランナー／Googleトレンドによる独自調査}

「自然」「神社仏閣」といった茨城県の人気スポットは、映えと癒しの“絶景旅”を求める台湾・香港旅行者に響く内容となっています。

■ 「ラーチーゴー！日本」編集部おすすめスポット

訪日繁体字観光メディアとして年間1,500万人以上の台湾・香港ユーザーが利用する「ラーチーゴー！日本」による、実感ベースの人気スポットは
以下の通りです。

テーマ	スポット名	訴求ポイント
自然	国営ひたち海浜公園	四季折々の植物、“映える自然体験”
体験	アクアワールド茨城県大洗水族館	迫力ある展示、家族旅行にぴったり
グルメ	常陸牛	高級和牛のご当地体験
工場見学	納豆工場	“見て学べて食べられる”体験型スポット

■ 台湾との直行便

出発地	航空会社	運航日	茨城着	茨城発
台北（桃園）	タイガーエア台湾	木・日曜日	19:10	20:00

→ 週2便の直行便により、台湾から茨城へのアクセスがさらに身近に。
訪日旅行の選択肢として“北関東”が注目される好機です。

■ 人気の訪問時期（四季別）

上記は、関東の空港・港から帰国した台湾・香港の人の帰国月を『出入国管理統計』から分析したデータです。
夏季と冬季に訪問者数が伸びる傾向が見られます。
特に、夏の花畑や海辺の神社、冬のイルミネーションやあんこう鍋など、季節に合わせた体験が台湾・香港旅行者に響く可能性があります。

■ よく読まれている記事の傾向（参考/「ラーチーゴー！日本」繁体字中国語記事）

👉【国営ひたち海浜公園の紹介】
👉【大洗町のおすすめスポット紹介】

■ 台湾人・香港人にオススメのプロモーション方法は？

■ 調査概要
・調査対象：「樂吃購（ラーチーゴー）！日本」の台湾人・香港人ユーザー
・実施期間：2024年
・調査方法：インターネットリサーチ
・有効回答数：2,744件

「ラーチーゴー！日本」が2024年に実施したユーザーアンケートの結果から、台湾・香港の旅行者には以下のような予約傾向が見られます

✅ 訪日前3〜6か月が勝負！
– 航空券・宿泊・アクティビティの約半数が「1〜3ヶ月前」に予約
– 旅ナカでの情報検索はほぼしない
→「行き先・行程・予約」は旅マエで完了！

■ 「ラーチーゴー！日本」活用

施策	内容
記事広告	台湾・香港編集者が現地視点で執筆。 SEO＋SNS両方に対応。
SNS拡散	Instagram／Facebook等で現地ユーザーにアプローチ。
インフルエンサー	YouTuberを起用して現地体験を映像化し、拡散。
OTA連携	各種OTA（例：Booking.com）との連携で予約導線を設置。
越境EC	茨城のメロンやお土産品を台湾・香港向けに販売。
モデルコース紹介	「水戸＋ひたちなか」など1泊2日の周遊提案が好評。

台湾・香港の人がどのようなツールやサイトを使って旅行行程を組んでいるのか、
さらに効果的なプロモーション手法について知りたい方は、以下より資料をダウンロードください。